[☆4]DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTをクリアした感想

発売時に話題になったDEATH STRANDINGをまだやっていなかったので、Steamで販売されている、DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTをクリアまでやってみたので、感想を書いてみたいと思います。

DEATH STRANDINGってどんなゲーム？

メタルギアソリッドシリーズで有名な小島秀夫さんがコナミを退社後、コジマプロダクションとして初のタイトルとして2016年に発表し、2019年に発売されたのがDEATH STRANDINGです。

DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUTは、後に新要素が加えられたゲームになります。

DEATH STRANDINGというゲームは未来の大きな未知の災害が起きたアメリカを舞台に、いろいろな荷物を運びながらネットワークを繋いでいくゲームです。

ストーリーは、アメリカを再建するために未知の災害の謎に迫っていくというお話で、その謎の解明のために、各地を巡ってネットワークを繋いでいくということです。

初めのうちは武器が限られているので、未知の敵からかくれんぼすることが多いですが、装備が揃ってくると戦闘もあります。

未知の敵と戦いながら、配送してネットワークを繋いでアメリカを再建する。

そういったお話です。

DEATH STRANDINGをクリアまで遊んでみた感想。

とにかくリアルなグラフィックと、映画のような映像が美しいゲームです。

ジャンルとしては3Dアクションなのですが、一般的なアクションゲームの操作感覚とは異なり、荷物を運ぶときの動きの感覚がプレイヤーにダイレクトに伝わってくるような感じで、わずかな段差でのよろめきや、荷物が偏ったときの重心のズレと、それに対する踏ん張りなど、とにかく「荷物を運ぶ」ということが操作を通して伝わってきます。

初めは徒歩での配送がメインで、荒廃した広いマップをひたすら歩いたり、ハシゴやロープを使って山越えするという登山シミュレーターのような感じなのですが、

進めていくと、舗装された道路が作れるようになったり、乗り物を使えるようになるので、このインフラのありがたみをとても感じられます。

とはいえ、険しい山道は歩くことになるので、いろいろな道具を使いながらオープンワールドのマップをどう歩いていくか考えながら配達する楽しみがあります。

場所によっては戦闘が必要になりますが、避けることも出来ます。

初めは独特な戦闘方法で戸惑いますが、慣れてくるととっとと捕まって倒す。というルーティンになって、むしろ戦闘に入る前と倒したあとの演出がじゃまくさく感じてきます。

エイムが必要な戦闘なのでキーボードとマウスでやりましたが、簡単すぎるので、コントローラーのエイム合わせに難易度が調整されているように感じました。

戦闘自体は簡単ですが、演出が邪魔くさいので避けたいのですが、避けようと思うとゆっくりステルスする必要があります。

戦闘が面白ければいいのですが、なれると作業なので後半は面倒に感じました。

ストーリーについては、正直なところ全く評価できないと感じました。

とにかく繰り返しが多いのと、説明が多すぎです。

エンディングもとても長いのですが、ほとんど説明です。

しかも理解力がある程度あれば、流れで察していることを「じゃあ映像で見てみましょう」みたいなことをわざわざ見せられます。

それがちょっとした映像ならまだしも、たくさん見せられるわけです。

エンディングは想像の範囲内のものを見せられる苦痛があり、最後の最後のカットは一瞬寝落ちて見逃してしまったほどです。

謎の解明に様々な専門家役の人が、実際にある科学用語を使ったりして来るのですが、どの人も科学者らしくなく、確定した情報を伝えるよりも推論ばかり言ってくるので、リアルでは無いと思ったのと、宇宙スケールの話になる物質と反物質の話や、CP対称性の破れなどの話が出てきて、そういった影響による災害じゃないか？という話が出てきたりしていましたが、だとしたら宇宙全体に影響が出ているはずで、アメリカのいち災害レベルの話では無いので、スケール感がガバガバなように感じました。

そういった点はあまり詳しくないほうが、「難しい話をしててなんかすごそう」くらいの感覚で見たほうが楽しめるのかもしれません。

DEATH STRANDINGは独特の操作性でインフラを繋げていくゲーム

正直、ストーリーも戦闘も個人的には楽しめませんでしたが、それをカバーするに余りある独特の操作性とインフラを繋いでいく楽しみがありました。

ストーリーについては人とのつながりに感動できる人は十分楽しめると思います。

このDEATH STRANDING特有の操作感覚や、初めての接敵などの緊張感はこれでしか味わえない感覚なので、そういった点については色んな人にやってみてほしいゲームだと思いました。