
はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanです。
先日、作った楽曲がAudiostockの審査に落ちて(よくあること)テンションが下がっていたので、ChatGPTに愚痴を言っていたところ音楽データを認識できることに気づいて、これは便利だし、おなじような気持ちになってる人のためになる機能だと思ったので紹介します。
音楽のまともな評価は得られにくい
作った音楽や、自分の演奏のまともな評価というのは得られにくいと思います。
音楽を作ったり演奏している人でない場合は、だいたい「すごい」という感想がもらえるだけです。
音楽をやっている人でも、人が作ったものにいろいろと言う人はあまりいないので、「いいんじゃない」という回答になりがちです。
自分はそういう経験をたくさんしてきたので、感想を聞かれたら相手の意図を聞いたうえで細かく言うようにしていますが、なかなかそういうことを言われたことはありません。
そういう人のために、専門的な学校やレッスンがあるわけですが、私自身も何人ものギター講師に師事してきましたが、厳しく指摘してくれる人はほぼいなくて、だいたい弾けていればOKって感じの人が多かったです。
もちろんちゃんと言ってくれる人もいますが、初心者の方でそういった人を見つけるのは大変ですね。
Audiostockの審査に落ちたのがきっかけ
これからChatGPTとのやり取りをお見せするのですが、前提としてどういう流れでそうなったのかまとめておきたいと思います。
わたくしはRomTellという名前で上の動画投稿をしており、マインクラフトのゲーム内の1日(20分)を倍速にしたプレイ動画を毎日投稿しています。
その中でのBGMを毎年作っているのですが、
- オープニング曲
- マイクラ内のお昼用の曲
- マイクラ内の夜用の曲
こういった3曲を毎年テーマを決めて作っています。
2025年用は自分でギターを演奏してギターメインの曲として作りました。
そして、こういったたまに作る曲をせっかくなのでAudiostockに登録して販売もしているわけなのですが、
おなじ様にミックスして整えて作った曲をAudiostockに登録して審査されるときに毎回のようにどれかしら審査から落とされてしまいます。
その逆に、たいしたメロディーでもないけど頭から離れないようなものを、適当に曲にしてozonなどのAIマスタリングで作った、いわば手抜き曲はAudiostockであっさり審査が通ったりします。
そういったことがあると、自分なりにあるコンセプトに合うように作ったものを公開されないわけのわからない理由で落とされるのは単純に気分が悪いわけです。
そんなことがあって、ChatGPTに愚痴を聞いてもらっていたわけですw
ChatGPTは作った曲の音楽データの解析もできる
オープニング曲の評価

ChatGPTを以前使っていてたときにオーディオファイルをアップロードできたことを思い出して、分析してもらいました。
これは先程言っていたオープニングの音源をアップロードしたところです。
極端に潰さずにダイナミクスを感じる自然なサウンドを目指してミックスしたものです。
波形を認識して、ダイナミクスやバランスの評価をちゃんとしてくれます。
さらに、音楽自体を聴いて?感想もくれます。

雰囲気、構成、音選び、ミックスについて細かく評価してくれます。
音選びについてはエレキギターメインでエレピは使っていないのですが、クリーンサウンドなのでご判定されたのだと思います。

さらに、Audiostockで落とされる要因についてもまとめてくれました。
自分のマイクラ動画としてはいい尺なのですが、Audiostockの判定として短すぎると判定された可能性はありますが、以前にこれより1秒短い曲が審査通っているんですよね。

これは去年のマイクラ動画のオープニングですが、これは審査が通りました。
そして、去年のお昼の曲と夜の曲は審査落ちました。
Audiostock独自の判断があるとしか思えないですね。

ChatGPTにもどって、その上でAudiostockに登録するうえでの改善案を提示してくれました。

さらに最後にフォローまでしてくれます。
AudiostockのメールよりAIのほうが親切ですw
というか、審査のメールにこういった
「Audiostockで売れるかどうかの審査であって、音楽としての評価ではありません」
って一文があるだけで気分はぜんぜん違うんですけどね。
今のメールは「あなたの音楽は売り物になりません」って突っぱねてるだけに見える内容なんですよね。
夜の曲の評価

次は審査落ちした夜の曲をChatGPTにアップロードしました。
この曲は6分と長かったからか波形表示はされませんでした。
しかし、内容から同様の評価をしてくれました。

こちらも、全体の雰囲気、音選び、ミックス、展開について分析してくれていて、的はずれなことはありません。

こちらもAudiostockの審査で落ちた可能性を教えてくれています。
BGMとして作っているので、あまり展開しないようにしているのですが、たしかに長い曲のわりには単調なところはあると思います。

こちらもAudiostockへ再審査のための対策をまとめてくれています。

さらに補足として、用途によってはいいと評価してくれました。

そして最後に素晴らしいフォローをしてくれました。
嫌な気持ちで会話し始めましたが、こういってもらえると多少気持ちが軽くなりますね。
ギターの演奏を評価してもらう

続いて、先程の楽曲のギターの演奏について評価してもらいました。
普通だったら「自分で弾いてるんですか?すごーい!」とか、「プロと変わらないですね」とか適当に褒められるだけなのですが、

こんな感じで、演奏の細かい部分に関して評価してくれています。
確かに何度も録り直したので大きなズレは無いのですが、多少のゆらぎはあえてそのままにしたのでそれがどう評価されるのか気になっていましたが、ChatGPT的には問題なかったようです。

オーディオインターフェースAudient iD14MK2でラインで録って、BIAS FX2で音を作ったので、こういったクセは出ないですね。

Audiostockでどう評価されるかも指摘してくれます。
確かに経験上適当なベタ打ちの曲でも審査は通るので、そういうことですね。

ということで、ギターの演奏についてもこまかく評価してくれました。
こんな感じでお話感覚でやり取りできるのがChatGPTのいいところですね。
Copilot、Gemini、Claudeではオーディオデータをまだ扱えない

これはWindows11標準搭載のCopilotでオーディオデータを扱えるか聞いてみた回答です。
Copilotではまだオーディオデータの分析はできないようです。

これはGoogleのGeminiに聞いてみた回答です。
こちらもCopilotと同様に、オーディオデータの分析はできません。

こちらはClaudeに聞いてみた回答です。
現状のテキストチャットAIではChatGPTだけがオーディオデータの分析ができて、作った音楽や演奏の評価をしてもらえるようです。
他人が口出ししにくいクリエイティブなものはAIに聞こう
誰だって人が作ったものを悪くは言えないです。
言ってくれる人がいたところで、その人の意見でしかなく、たくさんの正直な意見を集めるのは困難です。
しかし、テキストチャットAIというのはそもそも莫大なデータを下に回答するものなので、一般的な評価の凝縮されたものだと考えていいと思います。
そういう意味では、すでにある情報の中からの回答なので、どこにもない新しいものを生み出すのは苦手ですが、一般的な評価を求めるにはうってつけで、
それでいてオーディオデータの分析までできるならChatGPTは音楽をつくる人や演奏する人にとって、客観的な意見をくれるパートナーとして最高に有能なのではないかと思っています。
しかもAudiostockのお祈りメールみたいに嫌な気持ちにさせないというのはかなり大きいと思います。
というか、クリエイターによって成り立っているビジネスなんだからクリエイターのモチベが下がるような定型文はとっととやめたらいいと思っていますが。まぁ対して収入源になってもいない1個人の声は届かないと思うので、
ChatGPTと仲良くしていこうと思いました。
自分の作った物のクオリティを確認するのにChatGPTはおすすめです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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