BIAS FX2 アップデート追加アンプRMSTサウンド比較

はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanです。

先日、BIAS FX2のアップデートがあり、RMSTのアンプが追加されたので、もともとのサウンドと聴き比べできるように音源を用意したので、RMSTがどういったものなのかと、その音源を聴き比べしてしていただこうと思います。

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BIAS FX2アップデートで追加されたRMSTとは?

BIAS FX2 Desktop アップデート情報
BIAS FX2 Desktopアップデート情報です。 最新版のBIAS FX2アップデータはPositiveGridアカウントにログインすることでダウンロードいただけます。 手順詳細はこちらのページをご参考ください。 2023年11月1日...

こちらのBIAS FX2を扱う代理店メディア・インテグレーションさんのアップデートの記事にあるように、

RMSTとは:全く新しいDSPを搭載した完全なリマスター・プロセスを経たモデルです。このDSPアルゴリズムを含めたリマスターにより、サウンドの正確性と反応性が大幅に向上しています。

とのことです。

ReMaSTer(リマスター)の略称でRMSTなんでしょうね。

BIAS FX2は2019年に発売した、アンプシミュレーターを含むギターのマルチエフェクトプラグインです。

当時の感覚でも、リアルなアンプシミュレーターというよりは、アンプの種類とエフェクターの多さやギターマッチなどの便利機能があるコスパのいいアンプシミュレーターという位置づけだったと思います。

アンプシミュレーター単体としてはそこそこで、イコライザーなどのエフェクターで修正すれば使える。

BIAS FX2は、そんな印象のアンプシミュレーターでした。

それでも便利そうだからBIAS FX2 Eliteを買ったんですけどね(汗

そんなBIAS FX2が、2023年5月のアップデートでRMSTアンプ10台が追加、8月のアップデートでRMSTアンプ5台が追加されました。

今どきの、よりリアルなサウンドのアンプが15台追加されたということですね。

そこで、RMSTアンプはもともと収録されていた旧モデルとどれくらい違うのかを聴き比べしていこうと思います。

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BIAS FX2 RMSTアンプ聴き比べ音源について

聴き比べの音源は、LOW GAIN用、CRUNCH用、HI GAIN用に録音した音源で比較します。

録音した音源は、ギターをオーディオインターフェースに直接接続したクリーンサウンドです。

24bit、96kHzで録音、書き出ししています。

それぞれのアンプサウンドは、アンプを選んだデフォルト設定での比較になります。

そのために、音量が違ったり、歪み量がそもそも違ったりしますが、それは音が合うように揃えるのも比較としてはおかしくなるので、PositiveGridが設定したデフォルトでの聴き比べとしました。

追加されたRMSTモデルの中でも、旧モデルの中に全く同じアンプがない場合は、中でも近いアンプを選んでいます。

アンプモデル引用元↓

BIAS FX 2で使用できるGuitar Match、アンプ&キャビネット、エフェクトリスト
使用可能アンプ&キャビネット リスト アンプ リスト Low Gain Series Name Inspired by Demo LE STD PRO ELITE Remaster Series Blackface Fender '65 D...

BIAS FX2 LOW GAIN RMST追加アンプ5種

BIAS FX 2 Standard 以上に収録 RMSTアンプ

旧モデル)67 Blackface V2
元になったアンプ: Fender ’65 Deluxe Reverb
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)Blackface

旧モデル)66 AC Boost V2
元になったアンプ: Vox AC30
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)AC CHIME

旧モデル)76 Jazz Combo
元になったアンプ: Roland JC120
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)Jazz Clean

BIAS FX 2 Professional 以上に収録 RMSTアンプ

旧モデル)94 MATCH DC V2
元になったアンプ: Matchless DC30
収録エディション: Professional, Elite

RMSTモデル)MATCH DC

旧モデル)BB Clean
元になったアンプ: Marshall Bluesbreaker
収録エディション: Elite

RMSTモデル)British Breaker
元になったアンプ: Marshall Bluesbreaker
収録エディション: Professional, Elite

※旧モデルのBB CleanはEleteのみの収録ですが、RMSTモデルのBritish BreakerはProfessionalから収録

BIAS FX2 CRUNCH RMST追加アンプ4種

BIAS FX 2 Standard 以上に収録 RMSTアンプ

旧モデル)Overdriven JM45
元になったアンプ: Overdrived Marshall JTM45
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)Plexi Lead
元になったアンプ: Marshall JTM45
収録エディション: Standard, Professional, Elite

※旧モデルではオーバードライブさせたものしかなかったので、参考として収録

旧モデル)British Rock 50 V2
元になったアンプ: Orange Rockverb 50
収録エディション: Professional, Elite

RMSTモデル)British Rock
元になったアンプ: Orange Rockverb 100
収録エディション: Standard, Professional, Elite

※旧モデルOrange Rockverb 50でProfessional以上に収録ですが、RMSTモデルはOrange Rockverb 100でStandard以上に収録されています。

旧モデル)BE 101
元になったアンプ: Friedman BE100
収録エディション: Professional, Elite

RMSTモデル)BE 101
元になったアンプ: Friedman BE100
収録エディション: Standard, Professional, Elite

※旧モデルのBE 101はProfessional以上の収録ですが、RMSTモデルのBE 101はStandardから収録

BIAS FX 2 Professional以上に収録 RMSTアンプ

旧モデル)British Lead 800
元になったアンプ: Marshall JCM800
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)British Lead 800
元になったアンプ: Marshall JCM800
収録エディション: Professional, Elite

※旧モデルのBritish Lead 800はStandard以上に収録されていますが、RMSTモデルはProfessional以上に収録

BIAS FX2 HI GAIN RMST追加アンプ6種

BIAS FX 2 Standard 以上に収録 RMSTアンプ

旧モデル)92 Treadplate V2
元になったアンプ: Mesa Boogie Triple Rectifier
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)Treadplate

旧モデル)04 Insane V2
元になったアンプ: Peavey 5150
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)Insane III
元になったアンプ: EVH 5150III
収録エディション: Standard, Professional, Elite

※旧モデルに同一モデルがなく、Peavey 5150しかないため参考として収録

旧モデル)92 VH4
元になったアンプ: Diezel VH4
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)Diesel VH4

BIAS FX 2 Professional以上に収録 RMSTアンプ

旧モデル)Paul Arch
元になったアンプ: Paul Reed Smith Archon 100
収録エディション: Professional, Elite

RMSTモデル)Paul Arch
元になったアンプ: Paul Reed Smith Archon 100
収録エディション: Professional, Elite

※引用元のアンプモデルがPRS Archon 10となってるが、誤植だと思われる。

旧モデル)Pushed Mark IV
元になったアンプ: Mesa Boogie Mark IV
収録エディション: Elite

RMSTモデル)Boogie IV
元になったアンプ: Mesa Boogie Mark IV
収録エディション: Professional、Elite

※旧モデルPushed Mark IVはEleteのみ収録だが、RMSTモデルBoogie IVはProfessionalから収録

旧モデル)SLO SP88
元になったアンプ: Soldano SP77
収録エディション: Standard, Professional, Elite

RMSTモデル)SLO
元になったアンプ: Soldano SLO-100
収録エディション: Professional, Elite

※旧モデルはSoldano SP77しかなく、RMSTモデルSoldano SLO-100はProfessional以上に収録

BIAS FX2 RMST追加アンプ感想と、気になっているところ

一部、旧モデルに全く同じアンプが無いものもありましたが、RMSTモデルの違いがわかったかと思います。

どのRMSTモデルのアンプも、リアルな立体感や音の密度感が出ていると思います。

以前までのBIAS FX2はアンプだけではリアルと言えず、EQやマイキングを調整してなんとか使えるアンプシミュレーターでしたが、RMSTモデルはアンプ単体でもしっかり使えるように思います。

ただ、BIAS FX2を使っていて気になるところは変わっていなくて、どのアンプモデルもデフォルトの設定の音が適当に思います。

アンプを変えて出した音がいい音出ないとBIAS FX2の印象は悪く思われるでしょうし、せめてそのアンプらしいセッティングに予めしておいてほしいと思っています。

個人的にBIAS FX2でそのアンプらしい音を出すには、とりあえずフルテンにして、いらないところを抑える使い方のほうが設定しやすいと思います。

とくにマスターは上げ目にしたほうがアンプのキャラクターが出やすいように感じています。

よく、アンプのセッティングの解説で「真ん中から」という人が多くいますが、それは音を解っている人だからできるわけで、いい音を具体的に解っていない人は迷うだけです。

まずはアンプ音を知らない人はフルテンにしてアンプの個性を知ることからだと思います。

ということで、BIAS FX2のRMSTモデルの聴き比べでした。

アップデートでどんどん使えるアンプが増えるといいですね。

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それではまた次の記事でお会いしましょう^^

 

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