Steam版 大神 絶景版の30FPS上限をLossless Scalingで120FPSに出来た。

先日、ずっと気になっていた大神 絶景版をSteamで購入して遊ぼうと思ったところ、フレームレートが30FPS上限になっていて、Lossless Scalingというソフトでなんとか無理やり120FPSに出来たので、やり方を紹介しようと思います。

Steamの大神 絶景版はどうやってもゲーム中は30FPSだった。

大神 絶景版を起動すると、ゲーム画面設定の中に「ディスプレイ周波数」というのがあり、120Hzに設定してプレイを始めたのですが、どうも画面がコマトビしているように思ったので、実際のプレイ画面のFPSを確認したところ、30FPSしか出ていませんでした。

大神 絶景版は、水墨画のようなタッチの絵ですが、3Dでグリグリ360度移動でき、カメラも動かせる3Dアクションゲームなので、それで30FPSしか出ないというのは、かなり目が疲れるし、3D酔いする人はもっと気持ち悪くなると思います。

大神は2006年にPS2向けに発売されたゲームなので、PS2の基本的に480pの低解像度であれば違和感は少なかったのだと思うのですが、大神 絶景版となりHD化して解像度が上がったのもあって違和感が大きく出るようになったのだと思います。

ちなみに2006年にはPS3がFHD対応で発売されていて、すで先行してFHD対応した2005年にはXBOX360が出ていたので、当時としてもグラフィック的にはあまり良くなかったんだと思われます。

ちなみにメニュー画面は60FPS出ます。

なんでやねん！

大神 絶景版のオススメの設定

大神 絶景版は、水墨画で書かれたような絵の世界観が美しいグラフィックを演出しているわけですが。

プレイしていると、筆で書かれたような黒い縁取りが動くたびに揺らいだように見えるようになっています。

これが、30FPSという低フレームレートだと余計に気持ち悪いぼやぼやとした見え方になっている要因になっているので、

フィルターの設定で「薄い」にすることである程度気にならなくなると思います。

Lossless Scalingでフレーム生成して120FPSにする

大神 絶景版のゲーム内では30FPS以上出すのはどうしても不可能なので、このLossless Scalingというソフトをつかって、フレーム生成してフレームレートを擬似的に上げてみることにしました。

起動するとこのような画面になるので、フレーム生成の部分を画像のように設定しました。

これで、ゲームを起動してから、右上のスケール開始をすると、フレーム生成が始まります。

外部ソフトでフレーム生成をしているので、ゲーム上では30FPSで動作しているのでスクショではわからないですね。

スマホでモニターを直撮りしました。

グレーで微妙に見にくく表示されているのはSteamのFPS表示で30FPSになっています。

そのしたの白文字で30/120と書かれていますが、これがLossless Scalingで表示されているものになります。

ゲームのFPS 30 / 120 フレーム補間後のFPS

このようにゲーム内では30FPSですが、フレーム生成によって120FPSにすることができました。

実際のプレイ画面はコマトビは一切なくなり、滑らかにカメラを動かせるようになりました。

ただし、カメラを頻繁に動かしていると若干輪郭にぼやけが見えますが、これはあとからフレーム生成をいれて無理やりコマ数を増やしているので、しょうがない部分ですね。

大神 絶景版に限らず、古いゲームがSteamで出たはいいけど、今どきのグラフィックに対応しきれていなくてなんとかフレームレートを上げたい場合にLossless Scalingはかなり使えるソフトだと思います。

AMD GPUのフレーム生成AFMF2では微妙だった

AMDのRadeon RX7600を使っているので、AFMF2も試してみました。

AFMF2はもともとのFPSの倍のフレームレートになるようにフレーム生成してくれるのですが、静止していると30FPSの倍の60FPSになるのですが、動かしているとかなり変動が大きくて安定しなかったです。

30FPSで何もしないよりは、カメラを振ったときのコマ落ちは減りますが、Lossless Scalingほどぬるぬるにはなりませんでした。

またAMDグラフィック用の管理ソフトのAdrenalin Editionがゲーム中に開かなかったり、フリーズしたりするので、自分の環境ではLossless Scalingのほうが安定してゲーム中に使えると思いました。

ということで、Steam版の大神 絶景版を30FPS以上で遊びたい方はLossless Scalingがおすすめです。