ネットでお小遣い稼ぎに最適なニコニコ動画のクリエイター奨励プログラムについて。

前回の記事で、ニコニコ動画ならYoutubeやブログに比べて早く収益化が出来るという記事を書きました。

【過去記事】2020年これからネットで稼ぐならYoutube・ブログ・ニコニコ動画

ニコニコ動画の収益化のシステムであるクリエイター奨励プログラムというのはどういうものなのか?出来るだけ詳しく分かりやすく書いてみたいと思います。

クリエイター奨励プログラムで収益化するためには、動画が作れる必要はありません。
動画が作れる人、イラストが書ける人、音楽が作れる人、3Dモデルを作れる人、ゲームを作れる人、なにか作れる人はニコニコ動画でクリエイター奨励プログラムによる収益化が出来るのでぜひ読んでみてほしいと思います。

有名な配信者がどんどんニコニコ動画を離れYoutubeに移行しているのをみて、Youtubeの方が稼げると思っている方が多くいると思いますが、彼らはすでにニコニコで多くのファンを獲得した上でYoutubeを始めたからチャンネル登録者数と再生数の収益化可能ラインを簡単に超えて収益化出来たからです。

これからネットで活動しようというファンのいない人がYoutubeで始めたところで想像以上に高い収益化の壁に阻まれ諦めたくなると思います。
そうなるくらいならニコニコ動画と並行で活動して行くことをおすすめするべく、ニコニコ動画の収益化のシステムであるクリエイター奨励プログラムについて解説したいと思います。

【参考URL】
クリエイター奨励プログラムとは
https://commons.nicovideo.jp/cpp/about/

クリエイター奨励プログラムとはQ&A
https://qa.nicovideo.jp/category/show/389?site_domain=default

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クリエイター奨励プログラムの目的は?

クリエイター奨励プログラムのページに書いてありますが、

プレミアム会員収入、広告収入の一部を原資に、創作活動の支援および二次創作文化の推進を目的として、ニコニコの投稿作品に対して奨励金をお支払いする制度です

目的の中で、二次創作文化の推進も掲げているところがニコニコらしさかと思います。

クリエイター奨励プログラムに登録されている作品でプレミアム会員収益や広告収益の一部を配分しているようです。

クリエイター奨励プログラムの登録条件は?

1、プレミアム会員もしくは、本人確認を完了していること。

プレミアム会員でなくても、クリエイター奨励プログラムには登録可能ですが、本人確認は現金を受け取るために必要なのはわかると思います。
なので、一般会員でもクリエイター奨励プログラムによる収益化の恩恵は受けられます。

2、クリエイター奨励プログラムに対応する作品を投稿する。

クリエイター奨励プログラムはニコニコが提供している様々なサービスで利用できますが、これについてはひとつひとつ後ほど説明します。

3、投稿作品のコンテンツツリーを作成する。

コンテンツツリーの仕組みがクリエイター奨励プログラムのハードルになっているかもしれませんが、これについても後ほど詳しく説明します。

4、クリエイター奨励プログラム参加規約とniconico利用規約に同意する。

これについてはクリエイター奨励プログラム登録時に、規約が出てきますので、はじめての方はちゃんと読んで登録すればOKです。

5、満20歳以上、または、未成年だが保護者にクリエイター奨励プログラム登録の同意を得ている

クリエイター奨励プログラムは成人を迎えていなくても、保護者の同意があれば収益化することが出来ます。

6、第三者の権利を侵害していない

個人の商用利用を認めていないような作品を2次使用されているような作品はクリエイター奨励プログラムに登録できません。

実際に過去に作ったMAD動画で経験しましたが、登録画面を進めても審査が入るのでその段階で落とされます。

7、第三者がniconico内で、改変を含め作品利用することを許可する

クリエイター奨励プログラムの目的にも書いたとおり、二次創作の推進としてこれがあることでニコニコ動画独自の活発な2次創作の流れがあるのだと思います。

また、第三者による名誉侵害などが発生した場合は削除依頼は可能です。

クリエイター奨励プログラムの対象の作品について

クリエイター奨励プログラムの対象となる作品はどういうものか?ですが、
クリエイター奨励プログラムの対象となるニコニコのサービスと共に説明していきます。

ニコニコ動画

ニコニコ動画はいわずもがな、動画投稿サービスです。
投稿された動画がクリエイター奨励プログラムの対象となります。

ニコニコ静画(イラスト・マンガ)

パット見はニコニコ動画と見間違いそうですが静止画を投稿するサービスです。
イラストやマンガを投稿でき、クリエイター奨励プログラムに登録できます。

アニメ化されるようなマンガもここから生まれたりしています。

またボイスロイド実況で使われるような立ち絵も数多く投稿されています。
これはコンテンツツリーを通して、自分が投稿した立ち絵を利用した動画が投稿されたりするメリットもあります。

コンテンツツリーについては後で詳しく書きます。

ニコニコ生放送

ニコニコ生放送はPCやスマートホンから生放送を配信できます。
この生放送についてもクリエイター奨励プログラムに登録できます。

RPGアツマール

RPGアツマールはゲームが投稿できるサービスです。
主にRPGツクールで作られたゲームが投稿でき、クリエイター奨励プログラムに登録できます。

このRPGアツマールは無料でPC・スマートフォンともにブラウザ上から簡単に遊ぶことが出来るサービスで、ニコニコらしくシーンごとにコメントもながれます。

ニコニ立体

ニコニ立体は3Dモデルを投稿できるサービスです。
ニコニ立体もクリエイター奨励プログラムに登録できます。

ニコニ立体に3Dモデルを投稿することで、それを素材にMMD動画に利用されたりと3D動画の素材として利用できるサービスです。

ニコニ・コモンズ

ニコニ・コモンズは画像や動画、BGM,SE等の音声データなどの素材を投稿できるサービスです。
ニコニ・コモンズもクリエイター奨励プログラムに登録できます。

投稿した素材を使った作品が投稿されると、その分もクリエイター奨励プログラムの恩恵を得られるようになっています。

コンテンツツリーについて。

クリエイター奨励プログラムに登録するときには必ずコンテンツツリーを作る必要があります。

自分が投稿した動画などの元のネタや、素材となったコンテンツを親作品として登録することが出来ます。

素材等を使っていない場合は「オリジナル作品表明をする」にチェックを入れるだけでOKです。

このコンテンツツリーで親作品を登録したからといって、自分の取り分を親作品に取られるわけではありません。

親作品は小作品が作られ、その再生数やコメント数などに応じたメリットを受けることが出来ますが、それは小作品の分とは別の話です。

そのメリットについてはクリエイター奨励プログラムがどのように分配されているかを次の項目で書きます。

この親作品に貢献できるので、逆をいうと自分の作品が親作品となった場合も恩恵を得られるので、このコンテンツツリーは出来るだけ使った作品全てを登録したほうがお互いのためになるといえると思います。

ですが、この親作品登録はあくまで任意なのでクリエイターとしての敬意や善意に委ねられています。

僕も投稿した素材を親作品登録してもらって、子作品から恩恵を得ています。

ニコニコ動画の新機能の「いいね」を促す動画素材ですが、いくつか小作品を登録してもらってます。

これがあることで、例えば、動画は作れないけど、BGMは作れるとか、立ち絵は書けるとか、簡単な動画素材は作れるとか、そういった全てのコンテンツが、小作品によって動画等で利用されてクリエイター奨励プログラムによって収益化につなげることが出来ます。

クリエイター奨励プログラムはどのように分配されているか

一番最初のクリエイター奨励プログラムの目的で出てきました

プレミアム会員収入、広告収入の一部を原資に、作品ごとに分配されているのですが、この原資をどのように分配されているのか?ですが。

これについて、ニコニコ生放送で毎週配信されている「週刊ニコニコインフォ」の第18回中でniconico代表の栗田穣崇(くりたしげたか)さんから詳しい説明がありましたのでそのスライドを一部利用させて頂いて僕なりに要約して説明します。

週刊ニコニコインフォ 第18号
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv328660519

週刊ニコニコインフォ 第18号まとめ記事
https://originalnews.nico/284509

全体を見たい方、読みたい方はこちらのリンクから見てみてください。

こちらの図のように、クリエイター奨励プログラムに登録された作品ごとに、再生数やコメント等によって内部でポイントが集計されており、それを運営では「作品パワー」と読んでいるそうで、その作品パワーの比で毎月の原資から分配しているそうです。

こちらは先程の項目でコンテンツツリーに親作品登録をした場合、どのように分配されるかが書かれています。

親作品登録されると子作品の作品パワーに応じて「子ども手当」という形で分配され、それは子作品の取り分を親作品に取られているわけでは無いということです。

投稿した作品が再生され、コメントされ、子作品が生まれればどんどん作品パワーがたまり、分配額も増えるということです。

よく、ニコニコ動画は還元率が不明確だと言われていましたが、そもそも還元率なんてものがなかったという事です。

また視聴者からお金を受け取り、配信者に還元率を通してお金を移動するのは銀行のような資金移動業としてライセンスがあり認可を受けていないと資金決済法違反になるため、niconico運営側としては還元率という言い方は出来なかったので、上手く伝わっていなかったようです。

ここらへんについてはある程度の社会人としての経験があればわかりそうな部分だったのですが、ずっとネガティブに言われ続けていたので、この放送でわかりやすく誤解が解けてよかったと思います。

クリエイター奨励プログラムはどれくらい儲かるのか?

これについても放送内でわりと具体的な例が出ていましたので紹介します。

これをみると想像しやすいと思います。

実際に毎日投稿を半年しているけど2桁再生ばっかりの底辺投稿者の僕でも、プレミアム会員費+αくらいは頂いてます。

なので、一般会員の投稿本数上限50本投稿すればプレミアム会員費くらいは回収でき、また作ったコンテンツは消耗品では無いので、ちょこちょこ見てもらえればいつまでも収益を生んでくれる可能性を秘めているのでやらないよりはやったほうがいいと思ってます。

2020年4月2日から毎日投稿してますが、Youtubeではうんともすんともな僕がモチベーションを保てたのは、ニコニコ動画で多少なりとも収益化でき、少しずつ増えていくのが実感できたからです。

ぜひ、なにかコンテンツを作るのでしたらYoutubeなど他のサービスと並行で、ニコニコ動画のクリエイター奨励プログラムを活用してはどうでしょうか?

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

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