ギターアンプシミュレーターCPU負荷比較【BIAS・GuiterRig・NeuralDSPなど全6種】一番重いのは?一番軽いのは?

はじめましての方ははじめまして。

当ブログ管理人のDAsanです。

ギターアンプシミュレーターもいろいろな物があって、それぞれの音や機能に特徴があり、そういった比較はいろんなところで紹介されていますが、

そのアンプシミュレーターがどれくらいCPU負荷になるのかの比較はあまりなかったので、手持ちのアンプシミュレーターで比較してみました。

ギターをクリーンで録って、後から複数のギターをミックスしながら音作りしたい方に参考になるかと思います。

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CPU負荷テストのレギュレーション

まず、テスト環境はStudio one 5です。

ギターを録る時にレスポンスよくモニターしながら録れるように、わたくしDAsanが録音するときの64サンプルでテストしました。

サンプルレートは48kHzにしました。

Studio one 5のインプットに一つづつ差して計測しました。

今回はCPU負荷テストなので、音はありません。

Studio one 5付属 AmpireのCPU負荷

Studio one 5に付属しているアンプシミュレーターです。

収録アンプ数等は少ないですが、キャビネットやマイクの種類、マイクの位置も設定できるので、かなり本格的に使えます。

CPU負荷はStudio one 5のパフォーマンスモニター上で「5」程度でした。

いろいろプリセットを変えて試しましたが、プリセットによって大きく変化することはありませんでした。

流石に付属のエフェクトなだけあって軽いです。

これなら後掛けしてもいいくらい軽く動作するアンプシミュレーターだと思います。

Ampire
https://www.musicecosystems.jp/shop/product/4589473710815-ampire-dl-12283?category=279

Positive Grid BIAS FX 2のCPU負荷

Positive GridのBIASのなかでもBIAS FX 2です。

たくさんのアンプモデルにエフェクトもたくさん収録されているマルチなアンプシミュレーターです。

以前にデモ音源の紹介記事を複数書いているので参考にしてください。

過去記事:BIAS FX2に収録されている全てのアンプ(HI GAIN編)の元ネタとデモサウンドをまとめてみた。

上のセッティングのCPU負荷がこちら、

およそ「8」くらいと軽く動作していましたが、

このようなセッティングの場合、

「32」と、かなりCPU負荷が大きくなっていました。

BIAS FX 2は使えるエフェクターが多いこともあり、セッティングによって、CPU負荷が大きく変わることがわかりました。

BIAS FX 2で複雑に音作りするとなると、後掛けで複数本使うとなると厳しいように思います。

基本的な音作りの部分をして、掛け録りしたほうが良さそうです。

Native Instruments Guitar RigのCPU負荷

Native InstrumentsのGuitar Rig 6です。

KOMPLETEに収録されているアンプシミュレーターで、

単体でもプラグインとしてある、Native Instrumentsのコンプレッサーや空間系エフェクトなどが組み合わせて使えるのも特徴ですね。

上のシンプルなプリセットでのCPU負荷が「11」くらいでした。

さらに様々なエフェクトなどが入っているプリセットを選ぶと、CPU負荷が増えていき、このプリセットだと「30」くらいでした。

BIAS FX 2と同様、たくさんのアンプモデル、エフェクターを組み合わせることが出来る分、その使い方によって大きく差が出るようです。

こちらも複数本のギターに掛けて使うなら、掛け録りするのが良いように思いました。

Native Instruments Guitar Rig 6
https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/guitar/guitar-rig-6-pro/

Neural DSP Archetype: PetrucciのCPU負荷

Neural DSPの中でもドリームシアターのギタリストとして有名なジョン・ペトルーシモデルのArchetype: Petrucciでテストしてみました。

最近、このNeural DSPは音がいいと話題で(わたくしDAsanの周りで)見た目にもクールなデザインでどれか欲しいなぁと思っているのですが、

BIAS FX 2などを持っているし、ガリガリギターを弾いて録っているわけではないので、今はトライアルで楽しんでいる感じです。

Neural DSPはアーティストモデルや、コンセプト毎にプラグインを販売しているので、一つでいろんなことが出来るBIAS FX 2やGuiter Rigとは違いますが、

そのサウンドの質感と、サウンドメイクのやりやすさが抜群だと思っています。

以前、BIAS FX 2とNeural DSPの比較を書いたのでこちらも参考になればと思います。

過去記事:BIAS FX2とNeural DSPをギター機材制作家が比較してみた。

Neural DSPのCPU負荷は「17」くらいでした。

プリセットを色々変えてみても大きく変化することはありませんでした。

決められたコンセプトの中での少ないエフェクト数なので、あまり負荷がかかっているように思えないのですが、リアルな音の再現にCPUを使っているそんなイメージでした。

他にプラグイン次第ですが、後掛けで数本掛けながら使えるかなぁ。という使い方次第という感じですね。

プラグインとしては重い部類ではあると思います。

Neural DSP
https://neuraldsp.com/

Plugin Alliance Brainworx bx rockrack V3のCPU負荷

Plugin AllianceのBrainworx bx rockrack V3というアンプシミュレーターです。

こちらのアンプシミュレーターは、厳選された有名アンプのモデルを収録していて、エフェクトもディレイだけと、アンプのモデリングに特化したアンプシミュレーターです。

しかも、プリセットを使うだけなら無料で使えます。しかもそのプリセットが普通に使える音です。

パラメーターをいじりたいなら有料版を買う必要がありますが、Plugin Allianceは毎日のように何かしらセールしているので、それを狙うのがありだと思います。

そしてCPU負荷は「5」程度でした。

プリセットを色々変えてもCPU負荷は変わりませんでした。

複雑にエフェクト等があるわけではないのですが、かなり本格的なサウンドなので、この軽さはかなり使いやすいと思います。

これなら複数本のギターに後掛けで差しても良いと思います。

空間系などのエフェクトは別のプラグインで掛けるなら、このアンプシミュレーターの質感と軽さを考えると買ってもいいかなと思ってます。

Plugin Alliance Brainworx bx rockrack V3
https://www.plugin-alliance.com/en/products/bx_rockrack_v3_player.html

番外編 Waves CLA GuitarsのCPU負荷

番外編として、アンプシミュレーターではないのですが、WavesのCLA Guitarsというプラグインも後掛けで使うという点て優秀なので紹介しておきます。

CPU負荷は「10」程度です。

なんで、これを取り上げたのかというと、ギターをクリーンで録って後掛けで、例えば歪んだ分厚いギターのリフを作りたい時に、

リフのギタートラックをバスにまとめてこのCLA Guitarsを差して、「Re-Amplify」をONにして、HEAVYにするだけで、分厚いヘビーギターサウンドが出来ます。

それくらい強烈にギターサウンドを作ることが出来ますし、もともと作ったギターサウンドに「Re-Amplify」をOFFにして差して調節して使ってもとても良い音が作れるのでおすすめです。

Wavesもしょっちゅうセールしているので、セールを狙って購入するといいと思います。

Waves CLA Guitars
https://wavesjapan.jp/plugins/cla-guitars

最後に並べて比較

アンプシミュレーターCPU負荷
Studio one 5 Ampire5
Plugin Alliance Brainworx bx rockrack V35
Neural DSP Archetype:Petrucci17
Native Instruments Guitar Rig611-30
Positive Grid BIAS FX228-32
番外編 Waves CLA Guitars11

という事で、このような結果になりました。

やはり、BIAS FX 2やGuitarRigは、アンプとたくさんのエフェクトの組み合わせが出来る強みがある分で、セッティングによってCPU負荷が大きく変わるようです。

また、Neural DSPはコンセプトにそったサウンドに特化していて、いい音なりにCPU負荷がある程度あって、

AmpireはDAW付属だから低負荷なのはわかりますが、それと同じくらいBrainworx bx rockrack V3の質感で軽いのは驚きました。

Waves CLA Guitarsは、アンプシミュレーターではないですが、後掛けで複数本のギターをまとめたバスに掛けてギターサウンドを彩るには軽くつかえていいと思いました。

という事で、手持ちのアンプシミュレーターのCPU負荷を比べてみました。

自分の使い方にあったアンプシミュレーター選びにお役立てください。

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

 

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