[☆4] Sea of Starsをクリアした感想

今回は、Steamで非常に好評のRPG、Sea of Starsをクリアしたので、クロノトリガーやマリオRPGなどをリスペクトして作られたと言われているこのRPGを実際にクリアまでプレイしてみた感想を書いてみたいと思います。

Sea of Starsってどんなゲーム？

Sea of Starsは、カナダのインディーゲームスタジオが制作したドット絵主体のRPGです。

クロノトリガーやマリオRPGなどをリスペクトして作られたシンボルエンカウントでターン制バトルのRPGになっています。

BGMの作曲は、クロノトリガーの作曲で有名な光田康典さんが手掛けられています。

先日発表されたゲームアワード2023でベストインディペンデントゲームに選ばれていました。

Sea of Starsのマップ移動はまさにクロノトリガーと思わせる仕様になっていて、クロノトリガー既プレイの人には懐かしい感覚を味わえると思います。

戦闘もターン制コマンドバトルで、マリオRPGのようなコマンド入力で強力になるスキルや、クロノトリガーのような複数人での合体技のコンボといった攻撃方法があり、

ゲージを貯めて使用できる究極技では、特別なカットシーンが入りとてもカッコいいです！

また、敵に表示される属性で攻撃することで、敵の攻撃を遅らせたりも出来ます。

ここらへんは、オクトパストラベラーのような仕様ですね。

また、セーブポイントに設置されている焚き火や、マップ上でキャンプを張って料理が出来たり。

ホイールズというミニゲームも楽しめます。

良ゲーには欠かせない、釣りも出来ます。

ストーリーの重要なところではアニメーションで表現されていたり、

3Dムービーが流れたりと、見た目にもとても楽しめました。

一番多く動き回ることになるダンジョン探索も、今どきのマシンスペックに合わせてとてもスムーズでシームレスなのでストレス無く移動、探索ができて、ドット絵のクラシックなゲームでは行けなかったようなところもジャンプやよじ登りなどを使って探索可能だったりするので、ストレス無く探索の市街がある作りになっていました。

Sea of Starsをクリアした感想

Sea of Starsは、クロノトリガーなどの過去の名作からいいところをピックアップして詰め込みながら、今どきのマシンでスムーズに楽しめるように作られたRPGだと感じました。

ダンジョン内のキャラクターの動きはアクションゲームのようにスムーズで、シーンの切り替わりもとてもスムーズなので、プレイ感覚としてとても気持ちよかったです。

ただ、星4にした理由としては、ストーリーの没入感がなかったように思いました。

日本語のローカライズは日本の架け橋ゲームズさんがされているので、日本語自体はおかしくないのですが、キャラクターの価値観や、宗教観の違いなどの文化の違いによるものもあってか、言葉遣いや言い回しが感覚的にわかりにくいように感じました。

そういったこともあって、実は一度ゲーム序盤でやめたのですが。

先日のゲームアワードを見て、評価が高いことを知り、改めてプレイしてみました。

開発がカナダということもあって、ストーリーの没入感には目をつぶってゲームとして楽しもうと思ってプレイを再開しました。

そうして、ゲームを進めていくと、いままでプレイしたことのあるゲームの要素が出てきたりして懐かしい思いをしたりしながらも、新しい表現も出てきたりして驚いたりもしました。

そんな感じで、ストーリーの没入感を得られないままでも、ゲームとして、作品としての表現が見ていて心地よく最後までプレイできました。

これまでにたくさんのゲームをプレイしてきた人にこそ、遊んでほしいRPGだと思いました。

Sea of Starsは温故知新を感じたゲーム。

Sea of Starsは過去の名作へのリスペクトが詰まった作品であり、それらをうまく組み上げながら、今どきの技術で新しい表現を違和感なく詰め込んだ作品だと思いました。

文化の違いによるストーリーの没入感が得られなかったのは残念な部分ではありましたが、それが気にならなくなるほどゲームとしてとても面白かったです。

ぜひ、「おしまい？」ではなく、「Fin」を目指してプレイしてほしいですね。

最後に、Sea of Starsのエンドロールを迎えた方は、エンドロール後半はものすごい数のクラウドファンディング参加者の名前が連なるのでかなり時間がかかるので、早送りできるので推奨です。