はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanです。
耳をふさがないオープンイヤー型のイヤホン、SOUNDPEATS Chasersのサンプルを送っていただいたので、音楽機材製作をしている者の耳で実際に使ってみての使い心地や、サウンド、いいところ悪いところ、感じたことをまとめてみたいと思います。
期間限定のクーポンコードがありますので、レビューを見て気になった方はぜひ利用してください。
SOUNDPEATS Chasersを開封(同梱物)

SOUNDPEATS Chasersの実機が届いたので、開封していきます。
![耳をふさがないオープンイヤー型イヤホン SOUNDPEATS Chasers を音楽機材製作家が実機レビュー[PR]](https://da-romtell.com/wp-content/uploads/2025/05/IMG_2565-1440x1080.jpg)
SOUNDPEATS Chasersに同梱されているものはこちらです。
- SOUNDPEATS Chasers本体(充電ケース、イヤホン本体)
- 充電用USBケーブル(タイプA-タイプC)
- 取扱説明書(多言語対応)
- アプリダウンロード案内(多言語対応)
SOUNDPEATS Chasersの外観と仕様を見ていく
SOUNDPEATS Chasersの充電ケースの外観
![耳をふさがないオープンイヤー型イヤホン SOUNDPEATS Chasers を音楽機材製作家が実機レビュー[PR]](https://da-romtell.com/wp-content/uploads/2025/05/IMG_2567-1440x1080.jpg)
こちらが本体の充電ケースですね。
質感としては艶有りのツルッとした表面処理になっています。
見た目の質感は悪くないですが、この表面処理は指紋が目立つので黒という色と相性が良くないと思っているので、そこだけはちょっともったいないですが、本体の性能とは関係ないし、充電するためにしまっておくものなのでほとんど気にならないとは思います。
![耳をふさがないオープンイヤー型イヤホン SOUNDPEATS Chasers を音楽機材製作家が実機レビュー[PR]](https://da-romtell.com/wp-content/uploads/2025/05/IMG_2568-1440x1080.jpg)
充電は背面の下の方にUSB-Cコネクターがあります。
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正面下側にインジケーターのLEDがついています。
物理ボタンはなく、開閉することでBluetooth接続、切断がされるようになっています。
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このLEDで充電残量や充電中の状態がわかるようになっています。
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開けるとオープンイヤー型イヤホン本体が収まっています。
ケースの蓋はマグネットで固定されるようになっていますが、カバンの中で勝手に開くようなことはないくらいしっかりしています。
フタを開けることで、Bluetooth接続認証が始まり、接続するデバイス側で認証設定すれば、次からはケースの蓋を開けたら自動的に接続されます。
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重さを量ったところケースにイヤホン本体が入った状態で81gでした。
カバンに入れて気になる重さでは無いですね。
SOUNDPEATS Chasers オープンイヤー型イヤホンの外観
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SOUNDPEATS Chasersは耳に掛けるタイプのオープンイヤー型のイヤホンです。
耳に直接触れる部分はシリコンになっています。
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箱のイメージのように耳に取り付けて耳穴に被さる部分から音が鳴るようになっています。
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イヤホンはタッチ操作に対応していて、左右のイヤホンのタッチ操作で様々なコントロールが出来ます。
専用のアプリでタッチ操作をOFFにもできるので誤動作を防止することも出来ます。
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イヤホンの重量は左右で21gで片側10.5gと、一般的な完全ワイヤレスイヤホンに比べたら重めになっているのですが、耳に掛けるので実際の重さほどの重さは感じません。
SOUNDPEATS Chasersの充電容量、最大持続時間
いただいたスペックに書かれている最大持続時間は以下の条件でこのとおりです。
※AAC、60%音量、正常モード、ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF
イヤホン本体のみ:10時間
充電ケース込み:35時間
通勤通学で利用するぶんには十分な充電容量があります。
充電時間は以下のとおりです。
イヤホン本体のみ:1.5時間
充電ケース:1.5時間
充電ケースは急速充電に対応しており、10分の充電で1.5時間再生できるようです。
SOUNDPEATS Chasersの対応コーデック
SOUNDPEATS ChasersのBluetoothのバージョンは5.4です。
対応コーデックはAAC、SBC、LDACに対応しています。
一般的なAAC、SBCだけでなく、ハイレゾ音源に対応したLDACにも対応しているので、LDACに対応したデバイスと接続したら、より高音質で音楽を楽しめます。
SOUNDPEATS Chasersのその他のスペック
・防水性能:IPX5
IPX5は、内径6.3mmの注水ノズルで、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても機器の機能が動作することを意味します。
運動で汗をかいたり、お風呂で湯船に浸かりながら動画や音楽を聴くのにも良さそうですね。
・通話用ノイズキャンセリング
オープンイヤー型なので音を聞くときのアクティブノイズキャンセリングはついていませんが、通話用マイクに環境ノイズが入らないように通話用としてノイズキャンセリングがついています。
・マルチポイント接続
スマートフォンとパソコンと同時に接続することができ、パソコンで流した動画の音声を聴いているときに、マルチポイントで同時に接続している、スマートフォンからの通知や、通話であれば自動的に音声を切り替える事ができます。
・専用アプリPeatsAudioで使える機能
ダイナミックEQ・ムービーモード・ゲームモードといった音に関する変更は専用アプリPeatsAudioで設定ができるので、アプリの説明で見てみます。
SOUNDPEATS Chasersを装着して音楽を聴いた感想

オープンイヤー型イヤホン SOUNDPEATS Chasersを装着した感覚
オープンイヤー型のイヤホンはいろいろな種類が販売されていますが、このSOUNDPEATS Chasersは耳にかけるタイプです。
装着してみて感じたことはフィット感が良いいのに締めつけ感がなく、とても快適でした。
オープンイヤー型にある、骨伝導イヤホンのような形状だったり、耳に挟むタイプの場合は装着した微妙な位置で音の聞こえ方が変わったり、動いたりすると聞こえ方が変わったりしやすい物が多いのですが、これは音が鳴るドライバーの位置がきっちり固定されていて、そうとう頭を振らない限り音の聞こえ方が変わるような位置ズレが起きにくいように感じ、オープンイヤー型としてはかなりいい印象です。
カナル型のイヤホンの場合は、落ちないようにしっかり固定できるイヤーピースで使っていても、長時間つけていると閉塞感や圧迫感はどうしてもあり、着けているときは気づかなくても取ろうとすると耳穴が痛いということもあったりします。
ヘッドホンの場合は耳の負担は少ないですが、外で使うにはやはり大きいですし髪型が気になる人もいると思います。
そういったことを考えると、オープンイヤー型で耳にかけるタイプのSOUNDPEATS Chasersは締めつけ感もないし、重さを感じるほどでもないので、装着感としてはかなり理想的なイヤホンと言えると感じました。
装着感としては圧倒的におすすめできるイヤホンです。
オープンイヤー型イヤホン SOUNDPEATS Chasersのサウンドの感想
まず、前提としてわたくしの環境でLDACでのテストは出来なかったので、LDACでの音質については試せていません。
普段モニタースピーカー、モニターヘッドホンを利用している自分の感覚で、初めてSOUNDPEATS Chasersの音を聴いたときは正直物足りなさを感じました。
しかし、これはオープンイヤー型のどうしても仕方のない部分によるものだとすぐに理解しました。
以前に耳かけタイプのオープンイヤー型イヤホンをAmazonで5,000円未満の安かったものを試しに買って使ったことがありました。
それを使ったときは本当にシャカシャカしたスカスカの音で全く使えない印象でした。
カナルタイプのイヤホンは耳の中の密閉した空間だったり、ヘッドホンだと耳を覆われた中でという、どちらも閉塞された空間の中で音を鳴らしていて、その覆われた空間というのが音のボリューム感だったり立体感だったりを出すためにとても大事なのですが、
オープンイヤー型というのは、そういった空間の中で音を鳴らすのではなく、開放された状態で耳元で音を鳴らして届けるという良い音で聴こうとするにはかなりハンディキャップがあります。
例えば、スピーカーは普通なんらかの箱に収められていますが、スピーカーだけを取り出して鳴らしてみると、スカスカの音になります。
音の出始めのアタックは聴こえるけど、音の伸びであるサスティンがあまり聞こえなくなるような感じです。
スピーカー自体はもちろん大事なのですが、音が鳴る空間だったり、音の音圧だったりといったより良い音を作っているのはむしろスピーカーが入っている箱の方にあるわけです。
そういったことから、オープンイヤー型というのはカナルタイプのイヤホンやヘッドホンに比べて、良い音にするのはとても難しい設計なはずなのです。
しかし、今回同じ耳かけタイプのオープンイヤー型のSOUNDPEATS Chasersの音を聴いてみて、かなりそういった弱点を補うための工夫が感じられ、初めて使ったオープンイヤー型イヤホンのようなスカスカな音といった印象ではありませんでした。
モニタースピーカー、モニターヘッドホンと比べてしまうと当然物足りなさを感じますが、音楽をカジュアルに聴く分には十分な音だとも感じました。
特に楽器の数が少ないピアノ・ソロ、アコースティックギター・ソロなどの音楽だったり、Youtubeなどで声が主体の動画やASMRといったコンテンツとの相性はかなりいいと感じました。
逆に音数が多いような音楽の場合は、どうしてもオープンイヤー型の良くないところが出てしまい、音圧・迫力にかける部分がありますが、逆に考えると落ち着いて聴けるというふうにも捉えられると感じました。
今回LDACで試せませんでしたが、LDACで音源の品質が良くなっても、これまでに書いたオープンイヤー型の構造的な問題があるので、どこまで良くなるのかわからないですが試してみたいですね。
音質の総評としては、音楽の一つ一つの音に集中して聴くには物足りないが、カジュアルにBGMとして聴いたり、動画やASMRを聴くのにはとてもいいと感じました。
オープンイヤー型イヤホン SOUNDPEATS Chasersの音漏れチェック

SOUNDPEATS ChasersをiPhoneに接続して60%位の音量で再生している状態を15cmくらいの距離でハンディレコーダーで録音しました。
オープンイヤー型なので、密閉されていないために音漏れはどうしてもしてしまいます。
それでもかなり抑えられているように感じますが、静かな場所でこういった音漏れは目立ってしまうので、電車のような場所で使うには向いていないと思います。
専用アプリPeatsAudioでできること
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iphone、Android向けに専用アプリPeatsAudioというのがあり、AppstoreやPlayストアからダウンロードできます。
アカウントを作成しログインすることで利用できます。
このメイン画面では、
- バッテリー状態の確認
左右とケースそれぞれ - 集中モード ↔ ノーマル
試したところ集中モードはノイズキャンセリングのようですが、オープンイヤー型なのでかなり効果は薄いですが、外音の低音が抑えられていました。 - ゲームモード
音ゲーなどでのレスポンスが向上するモードのようですが、スマホでゲームをしないために試せていません。 - マルチポイント
スマホとパソコンなどを同時に接続する機能です。同時に接続するだけで、同時に動画や音楽を聞けるわけではありません、通知が発生したら自動で切り替わったりするものです。 - ムービーモード
マルチポイントをONにしたら使えるようになりました。接続コーデックによるのかもしれませんが、疑似サラウンドのようなモードです。
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下のメニューの真ん中ではサウンドの調整ができます。
- EQテスト:アクティブイコライザー
各周波数のサンプル音を聴いて自分の耳にあった調整をしてくれます。 - プリセット
SOUNDPEATSクラシック
高音域の強調
低音を強く
低音を弱く
ロック
ポップ
電子音
フォークソング
クラシック
読み上げ人声強化 - カスタマイズする
自分好みにEQをカスタムして保存できます。
EQテストで作られたものもここに保存されます。
![耳をふさがないオープンイヤー型イヤホン SOUNDPEATS Chasers を音楽機材製作家が実機レビュー[PR]](https://da-romtell.com/wp-content/uploads/2025/05/IMG_2588-499x1080.png)
こちらがEQテストの画面です。
特定の周波数の音が一定時間鳴るのでその間に聞こえたら「聞こえました」をタップします。
すべて終わるとカスタムとして保存されます。
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カスタムイコライザーの画面です。
自分好みに各周波数を調整することが出来、調整したものは名前をつけて保存できます。
ただ、サウンドの感想でも書いた通り、オープンイヤー型なので、無理やり音圧が出るように全体を上げたり、高音や低音を過度に増やしたりしても、物としての特性上思った効果は得られないと思ったほうがいいです。
極端なことをすると、余計に音がごちゃごちゃになって、良くない結果になります。
あくまで微調整として使ったほうがいいように感じました。
オープンイヤー型 耳掛けタイプ SOUNDPEATS Chasersの総評
SOUNDPEATS Chasers
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SOUNDPEATS Chasersをしばらく使ってみて、かなり気に入りました。
音質としては、繰り返しになりますが、オープンイヤー型という特性上どうしても低音域のボリューム感だったり、高音域の伸びが物足りなく感じます。
しかし、カナルタイプのイヤホンやヘッドホンとは違うオープンイヤー型で耳掛けタイプならではの装着感は圧倒的に快適だと感じました。
普通は私ほど音質に拘らないと思うので、装着時の快適さとしてはかなりおすすめできます。
防水性能がIPX5ということで、お風呂につかりながら、動画を見るときにちょうどいいように感じました。
ただ、電車などで静かな公共の場では音漏れするので使用を避けたほうがいいと思います。
音漏れしても問題ないけど、大きな音は出せないような、夜間にアパートなどで動画を見るときにカナルタイプで耳をふさぐよりも、大きなヘッドホンを使うよりも、オープンイヤー型で耳掛けタイプのSOUNDPEATS Chasersはかなりアドバンテージがあるように思いました。
オープンイヤー型で耳掛けタイプのSOUNDPEATS Chasersは、特に動画やASMRでの使用がメインであればかなりおすすめできるイヤホンです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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