絶対失敗しないパソコンの選び方 第9回 PCケースの選び方 作るとわかるメンテナンス性の重要さ

はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanです。

絶対失敗しないパソコンの選び方の第9回は、PCケースの選び方について書いてみたいと思います。

パソコンの見た目を決めるPCケース。
その見た目のバリエーションや、見た目以外の重要な部分について書いてみたいと思います。

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PCケースのサイズ

まずPCケースの大きさですが、置き場所としての大きさというよりも、これまで説明してきたPCパーツに対応しているかという大きさを確認する必要があります。

マザーボードの対応は
ATX、Micro ATX、Mini ITX

PC電源は
ATX、SFX

使いたいパーツに合わせたり、使いたいPCケースにこれらを合わせる必要があります。

もちろん、パソコンを置く場所に合わせてケースを選ぶのも大事ですが、こういった使うパーツとの組み合わせと含めて考えると良いと思います。

またグラフィックボードを使用する場合は、その大きさに対応したPCケースを選ぶ必要があります。

また、HDDや、2.5インチのSSDを使う場合は、それらの設置できる台数の確認も必要です。

DVDやブルーレイドライブが必要な場合は5.25インチベイが必要です。

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こちらのケースのメーカーの仕様の部分の抜粋がこちらです。

このように搭載可能台数が書かれています。

ケースの形状やサイズの指標として以下のものがあります。

フルタワー ATXサイズ以上のマザーボードに対応、たくさんHDDを使うなどの大サイズ

ミドルタワー ATXサイズ程度の一般的なタワー型のサイズ

マイクロ・ミニタワー Micro ATXやMini ITXのマザーボードといった小さいマザーボードに対応したケース

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キューブタイプ Mini ITXをつかったコンパクトなPCケースです。

PCケースのメンテナンス性

PCケースは基本的に自作でPCを組む人向けの製品なので、組み立てやすいように、部品の交換がしやすいように各メーカーによって工夫がされています。

そういった細かい機能はメーカーによって違いますが、基本的には大きい方が組み立てやすく、パーツ交換などのメンテナンスはしやすいです。

各パーツのスペースに余裕があるために手が入りやすいですし、一つ一つのパーツの大きさを気にする必要がありません。

しかし、小さいケースの場合は、完成した時にはコンパクトで場所を取らないかもしれませんが、狭い場所にパーツを収めていくので、PC組み立て作業に慣れていないとなかなか大変です。

隙間なくパーツや配線があるので、手が入らずに、他のパーツを外さないと目的のパーツ交換ができないということもあります。

そういったことから、PC自作初心者の方は大きめのケースで始めることをおすすめします。

PCケースの冷却性能

PCケースには基本的に最低1個の冷却用のケースファンがついていることが多いです。

タワー型の場合は背面に排気ファンとして付けられている場合がほとんどです。

ケース内の温められた空気を外に逃がす設計ということですね。

ケースの大きさによる冷却性能の違い

ケース内の温度を出来るだけ低く保ったほうがCPUやGPUの冷却に役立つのですが、この時にケースの大きさも重要になります。

ケースが小さいと中の空気は少ないのでCPUやGPUの発熱ですぐに全体が熱くなります。

ケースが大きいと中の空気は多いのでじわじわと全体に熱が広がっていきます。

ケースファンで熱い空気を排気していてもケースが小さいと、排気してもすぐにケース内の空気が熱くなってしまうということになります。

また、空気の通り道も小さいケースだと狭くなり、大きいケースだと広いスペースがあるので、ケース内の空気が多い大きいケースのほうが熱には強いということです。

ケースファンの配置による冷却性能

これについてはPC自作をする人によって考え方が違うので、参考として書いておくのですが、

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に

気圧が高いと気温が上がる、気圧が低いと気温が下がる

この2つのことを意識して、わたくしDAsanはケースファンを配置しています。

フロントに2個の吸気用のケースファン

後方と上方に1個ずつ排気用のケースファン

こういったケースファンのレイアウトにしています。

これにより前方から新しい空気を入れて、温められた空気を後ろ上部と上からケース外に排気するという流れです。

下から新しい空気を入れたほうが良いと思ったのですが、ケース下に溜まりそうなホコリをケース内に入れたくなかったので前方からにしています。

前側下のファンはグラボのクーラーに風を送って、前側上のファンはCPUとその周りに風を送るというイメージです。

そして、前方のファンよりも後方・上方のファンを強めに回しています。

空気を抜くほうを強くすることで気圧が上がらないようにしているつもりです。

あまり高負荷な作業をしないのであれば、後方に一つついていれば十分だと思います。

3Dのゲームを長時間するとか、動画のエンコードに時間をかけるとかという高負荷な状態での温度が心配な方は参考にしてみてください。

わたくしDAsanが使っているケースとケースファンはこれです。

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ちょっと変わったPCケース

いろいろなPCケースがありますが、ひとつのカテゴリーとしてオープンフレームタイプのPCケースというものがあります。

こういったケースというよりは台みたいな感じで、「ベンチ台」と言われたりもします。

パーツを試すのに簡単に組んでテストするためのケースというよりはフレームという感じです。

ホコリ対策できないですが、PCパーツを頻繁に交換してテストするのに向いています。

それ以外の見た目にこだわったPCケースをいくつか上げておきます。

デスク一体型

両開きオープンフレーム

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ロボットみたいに開くケース

ピラミッド型

見た目は面白いですが、お値段が高いですし、それに見合っているかは微妙ですよね。

PCケース選びまとめ

ということで、PCケースは以下の点に注意して選べばいいと思います。

  • マザーボードのサイズ、電源のサイズと合わせて選ぶ
  • グラフィックボードの大きさに合わせて選ぶ
  • 作業のしやすさと、設置したときの小ささ、どちらを取るか考えて選ぶ
  • CPU・GPUの冷却を考えて選ぶ
  • その上で好きなデザインのものを選ぶ

ただの箱ではありますが、これまで説明してきたパーツを収めるPCケースなので、見た目以外にも冷却やメンテナンス性は見落としがちなので、それを考えながら見た目で選べばいいと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう^^

 

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