はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanです。
最近、「ChatGPTにIQテストをやらせると実際のIQよりも高めに出る」というニュースを見かけました。
そこで、興味本位で自分自身もChatGPT相手にミニIQテストを受けてみて、過去にメンタルクリニックで受けたことのある知能検査の結果と比較してみようと思います。
どうしてChatGPTでIQテストをしようと思ったのか。
この記事では、ChatGPTでIQテストをすると高めの結果が返ってくると書かれていました。
そこで、実際に試してみて、過去の知能検査の結果と比較してみようと思いました。
実際にChatGPTから出題されたミニテストの内容

「わたしの知能検査をして推定IQをだしてみてください」
こう投げかけると上の用に前提を書かれ、厳密なIQではないということが提示されました。
その後ChatGPTから出題されたテスト内容はこんな感じでした。
- 言語的推論(類推問題)
- 論理的思考(数列問題)
- 短期記憶テスト(単語を覚えて答える)
- 空間認識(方向の問題)
- 注意力や柔軟性を問う簡単な指示への対応
これらをChatGPTが出題してくれて、私が回答する形です。
問題は非常にシンプルですが、思考の切り口が多様で面白かったです。
ChatGPTのIQテストの違和感

ChatGPTによるIQテストはこんな感じでした。
実際の知能検査の結果は「言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度」で測定されその平均値が全知能(IQ)として算出されるようなのですが、各分野で1問ずつ出題されました。

こういったIQテストでよく見る数列の問題も出されました。

空間認識を図るテストとして、
あなたは北を向いています。
そこから3歩進み、右を向いて2歩進み、左を向いて1歩進んだ時向いている方角は?
こういった問題が出されて、「北」と答えたら不正解と言われ、その解説時のチャットが上のスクショです。
ChatGPTはこういった間違いが結構あります。

注意力や柔軟性を問うこういった問題も出されました。
テキストチャットではやりようがない問題ですね。

こんな感じで回答し、進めたのですが、
全体として、実際の知能検査と比べると、かなり簡略化されていたりテキストチャットで測定するには難しい問題があったり、
処理能力の問題で回答方法を間違えて正しくテストできませんでしたが、実際の処理能力のテストでは時間制限があるので、そういったところを監視できなかったりするので、
ChatGPTでのIQテストはそれっぽい問題が出されるものの、ちゃんと診断するには難しそうだなと感じました。
ChatGPTのIQテストの結果と感想

出題された各項目の結果がこうなりました。
テストで出されたのは各項目につき1問ずつだったので、かなりざっくりな結果だと思います。

とはいえ、知能検査っぽい結果がそれなりに出たので、もっと問題数を増やしたりしたらもっと正確に出来るかもしれないと感じました。
最終的にChatGPTからの推定IQは110〜125の範囲で、「平均より少し上〜高め」とのことでした。
実際のWAIS-IVの検査結果と比較
私自身は以前、WAIS-IVという正式な知能検査を受けた経験があり、
その結果は以下の通りでした。
- 言語理解:115
- 知覚推理:128
- ワーキングメモリー:122
- 処理速度:79
- 全知能指数(FSIQ):123
この数値を見ると、全体的に高めで特に知覚推理(空間認識など)とワーキングメモリー(短期記憶)が高めで、
処理速度は低めになっています。
ChatGPTによる推定IQが110〜125の範囲だったので、わたくしの場合は高めに出るということもなく、かなり近い結果になりました。
ChatGPTでIQテストをすることのメリットと限界
ネットでIQテストっていくらでも出てきます。
中には適当にやってもIQ300とかって結果が返されるいい加減なものが多いです。
そういったものと比べると、ChatGPTは論理的思考や言語理解をテストするのはよっぽどマシだと思いました。
一方で、処理速度や視覚的記憶、実際の短期記憶テストなどは人間の体験や感覚も関わるため、正確には測りづらい部分があります。
また、AIとの対話なのでコミュニケーション力や指示理解力も影響します。
つまり、ChatGPT上のIQテストはあくまで「一つの指標」であり、正式な知能検査の代替とはなりにくいと感じました。
実際の知能検査も検査される先生と一対一でのやり取りでテストされたので、いまのChatGPTのようなAIはまだそういったことと同じようには出来ないということと、テキストでのやり取りなので、感覚的な反応は測定できないので仕方がない部分ですね。
私が思うIQや知能検査の活用法
一般的にIQが高いと頭が良いという認識をされていることが多いように思います。
それは、過去の科学者や、頭が良いタレントさんのイメージ付けでIQが使われているからだと思います。
自分はIQが高めではありますが、頭が良いという認識はまったくありません。
むしろ一般的な認識とのズレのほうが大きく感じて困ることが圧倒的に多いので中央値の100に近いほうが生きやすいと思っています。
知能検査は自分の強みや課題を知るための指標だと感じています。
点数や偏差値は参考程度にしつつ、日常の生活や仕事、趣味でどう活かすかというものだと思います。
例えば私の場合は、論理的思考と空間認識が得意なので、音楽機材製作やブログ、動画制作などで役立ってるのだと思います。
逆に処理速度は遅めなので、慌てずじっくり丁寧に作業するスタイルを意識しています。
加えて、単純作業を効率化するために頭の中で自動化プロセスを考えるクセがあり、これが処理速度の低さに繋がっていると考えています。
おわりに
今回のChatGPTとのミニIQテストは、
AIと人間の知能評価の面白さを改めて感じさせてくれました。
もし興味があれば、ChatGPTでIQテストを試してみてください。
ただし、本格的な知能検査や心理検査は専門機関で行うことをおすすめします。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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