[☆4]→再評価[☆5] Clair Obscur: Expedition 33をクリアまでプレイした感想

★★★★★[★5]
記事内に広告が含まれています。

はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanと申します。

Steamで圧倒的に好評のClair Obscur: Expedition 33をクリアまでプレイしたので、実際にプレイしてみた感想を書いてみたいと思います。

※最後の方に再評価について追記しています。

Clair Obscur: Expedition 33
プレイ時間:68.5時間
総合評価:4.0→再評価5.0

スポンサーリンク

Clair Obscur: Expedition 33ってどんなゲーム?

Clair Obscur: Expedition 33は、フランスのインディー開発スタジオにより作られ、2025年4月24日に発売されたハイグラフィックなターン制RPGです。

読みとしては、クレールオブスキュール エクスペディション33ですが、特定の略称とかは決まっていなさそうで、エクスペディション33とかって書かれていることが多いように思います。

ストーリーの導入としては、毎年ペイントレスという存在によりカウントダウンして書かれるモノリスの数字の年齢に当たる人が消滅してしまう世界で、プレイヤーは第33遠征隊となりそれを阻止するために旅立つというお話です。

このゲームは発売されてから間もないですが、ゲームの世界的な評価を示すメタスコアが90以上と驚異的な高評価を得ているゲームです。

作られた方が日本のRPGが好きなようで、様々な要素でJRPGらしさが垣間見える作品になっています。

戦闘は、ターン制バトルとなっていて、従来通りコマンドを選んでターンの回ってきたキャラクターの行動をするのですが、Clair Obscur: Expedition 33の特徴としては、攻撃時のQTEと、相手攻撃時の回避やパリィができる点にあります。

攻撃時のQTEでより強力な攻撃ができ、相手の攻撃時には回避やパリィによってダメージを受けずにすむことができます。

また、回避よりもパリィはタイミングがシビアになっており、パリィはが決まると強力なカウンターをしてくれます。

相手の全体攻撃に対してパリィが決まると全員でカウンターしてくれます。

フィールドマップとダンジョンマップに別れていて、フィールドマップを移動して、ダンジョンに入って探索をするというJRPGらしいシステムになっています。

フィールドマップの全体マップはありますが、ダンジョンごとのマップやミニマップはありません。

様々なミニゲームも用意されていて、ただキャラコンで登っていくだけのオンリーアップのようなミニゲームもあります。

Clair Obscur: Expedition 33は、美しく描かれたグラフィックの世界の中で、第33遠征隊として消え去る運命に立ち向かっていく、そんなJRPGです。

Clair Obscur: Expedition 33をクリアまでプレイした感想

created by Rinker
マイクロソフト
¥2,970 (2025/07/16 22:32:42時点 Amazon調べ-詳細)

Clair Obscur: Expedition 33はPC GAME PASSでプレイしました。

クリアまでプレイした感想ですが。

まず、ゲーム性としては圧倒的に面白いといえます。

難易度の表記が変わっていて

  • ストーリー : イージー
    回避・パリィタイミングが簡単、敵ダメージがターン制JRPG並
  • エクスペディショナー : ノーマル
    回避・パリィタイミングが難しい、敵ダメージがソウルライク並
  • エキスパート : ハード
    すべてがハード

となっていて、はじめはエクスペディショナーでプレイしていました。

JRPGのターン制バトルと同じ様にプレイできるかと言うと全く違うプレイ感覚です。

また、アクションのようかというとそうでもありません。

攻撃時のQTEはいろいろなゲームでありますが、より重要なのは回避とパリィです。

回避もパリィも相手の攻撃を無効化できるため、それが前提の敵ダメージになっているからか、難易度ノーマルでも敵ダメージがソウルライク並に高いです。

ボスレベルだと1ターンのダメージで死ねます。

そのために回避かパリィは必須です。

ターン制バトルの感覚だとかなり忙しく感じますが、パリィが決まると演出も相まって気持ちいいのと、かなり大きなダメージを与えられるのでパリィを決めるのが楽しい戦闘です。

ただ、ノーマルでもタイミングがかなりシビアなのと、後半の敵は攻撃パターンを変えてきたりするようになるので、だんだんストレスを感じてきたので、難易度をイージーであるストーリーしました。

難易度ストーリーだとパリィのタイミングは取りやすくなり、被ダメも大幅に減るのでやりごたえは無くなるかもしれませんが、爽快感だけを感じられるのでこれはこれで十分楽しめると思いました。

探索についても、ストーリーでかならず行くマップ以外の探索要素がかなり多くあり、それぞれにミニゲームなどのイベントがあります。

収集要素もあるので、そういったマップ探索もJRPGらしい楽しさがありました。

ストーリーに関しては、自分としては好きじゃありませんでした。

JRPGをリスペクトして作られているのをとても感じるのですが、JRPGをたくさんプレイしてきた身としてはだいたい予想ができる展開で、しかもそれが王道なら良いのですが、JRPGらしさというのか特にスクエニRPGらしさの引用が多く感じられて、「このパターンかぁ」と思うことが多くありました。

またJRPGリスペクトしてか、皮肉も含めてなのかはわかりませんが、序盤はかなりカットシーンがしつこく入ってきて手を止められるのも良くない部分をあえてなのか取り入れているようにも感じました。

またフランス製ということもあって、文化的価値観の違いなのか各キャラクターにたいして全く感情移入できず、誰もが自分勝手な感じがしました。

メインストーリーや世界観もそういった特定個人のエゴが序盤からずっと感じられてそういった表現やストーリーは楽しめず、最後まで感動できませんでした。

Clair Obscur: Expedition 33は、ゲーム性としてはJRPGのいいところをリファインされていてとても楽しいですが、ストーリーについてはJRPGの良くないところがまとめられていたり、海外製ということもあってか文化的価値観の違いによってか、世界に没入できなかったですが、確かにあまりJRPGに触れていない人がこれをプレイしたら斬新なストーリーと世界観に見えて高評価されるのも頷ける、そんなゲームでした。

ゲーム性はおすすめですが、ストーリーを受け入れられるかは好みによると思います。

Clair Obscur: Expedition 33 再評価

このレビューを書いてからもずっと違和感があり、いろいろな方の実況を見て改めてClair Obscur: Expedition 33というゲームは何だったのかを考えていました。

感想で「特定個人のエゴが序盤からずっと感じられる」と書きましたが、もっと的確な表現はないか考えていたのですが、

様々なアニメやゲームなどのクリエイティブな作品の中で作り手の「これを表現するぞ」という熱量が感じられる作品というのは大好きで、そういった作品というのはやはり世間的な評価がとても高いと感じているのですが、

このClair Obscur: Expedition 33は、そういった作り手の熱量を超えた、またはポジティブな感情とは言い切れない情念というか執念というかそういうものを感じていました。

それがあまりに強く感じられていて、プレイしているときの自分のこのClair Obscur: Expedition 33という作品に向き合う姿勢が合わなくて違和感を感じていたのだと思います。

改めて考えてみて至った結論は、このClair Obscur: Expedition 33という作品は、商業作品ではなくアートだと考えるといろいろと腑に落ちました。

ユーザーのことを考えてよりたくさんの人に受け入れられ売れるように作られる商業作品にはない、「自分は自分たちはこれを表現するんだ」というJRPGが好きな方々が、その要素を自分たちの価値観とその強い思いで再構築して作り上げられた作品だと改めて思いました。

パッと見でわかる映像の美しさ、音楽の素晴らしさ、ゲームシステムの素晴らしさ、そしてプレイ後にこれだけ考えさせられるだけのそれらを超えた強い思いが感じられる作品だったと気付き、再評価しました。

Clair Obscur: Expedition 33は、多くの人にこの作品を感じて欲しい神ゲーです。

それではまた次回のレビューでお会いしましょう^^

 

【管理人DAsanのメインブログ】
https://da-romtell.com/

【ブログ外で投稿主のやってること】
ニコニコ動画投稿
https://www.nicovideo.jp/user/17005243
Youtube動画投稿
https://www.youtube.com/channel/UCAj8wqPqMZdAxpURAT_rSxg

タイトルとURLをコピーしました