[☆3]ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~をクリアした感想 ストーリーはいいが残念が多すぎる

はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanと申します。

ライザのアトリエ2に続き、Steamでの評価が非常に好評のライザのアトリエ3をクリアしたので、その感想を書いてみたいと思います。

ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~
プレイ時間:79.6時間
総合評価:3.0

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ライザのアトリエ3ってどんなゲームか?

ライザのアトリエ3は、前回書いた「ライザのアトリエ」「ライザのアトリエ2」につづく続編で、「ライザのアトリエ」シリーズの最後の作品となります。

クーケン島を中心とした、これまでの冒険から解ってきた過去の歴史を紐解いていき、これまで解決しきれていなかった問題を解き明かすストーリーになっています。

サブタイトルに秘密の鍵とあるように、鍵がストーリーとしても、錬金術としても、戦闘としても重要な追加要素になっています。

クーケン島周辺で異変が起きてこの鍵と出会い、新たな冒険が始まるというのがライザのアトリエ3です。

ライザのアトリエ3を遊んでみる

これがクーケン島周辺のマップです。

これまでのライザのアトリエ1はこのクーケン島周辺での冒険がメインで、ライザのアトリエ2では王都周辺がメインのマップとなっていましたが、

ライザのアトリエ3では、クーケン島周辺だけでなく、様々な地方のマップを冒険するので、それだけでもかなりのボリューム感になっています。

実際にライザのアトリエ1.2はSteamの全実績解除まで60時間程度のプレイ時間でしたが、ライザのアトリエ3はクリアまで79時間かかりました。

ライザのアトリエ1.2をプレイした人なら、こうしてまずはアイテム収集のための道具を揃えると思います。

ライザのアトリエ3でも、同様に道具を錬金術で強化しながら作れます。

これが錬金術の画面ですが、ライザのアトリエシリーズは基本的に同じ感覚ですね。

これに鍵の要素が加わって、アイテムを強化できるようになっています。

鍵は、特定の場所か、敵から戦闘中に作ることが出来ます。

取得できる鍵は基本的にランダムですが、錬金術で取得できる鍵のレア度を上げたりも出来ます。

さらに鍵についている効果もランダムでついているので、この鍵の収集要素もライザのアトリエ3の大きな要素だと思います。

戦闘は基本的にはライザのアトリエ2のシステムがベースで、鍵の要素が追加された感じになっています。

戦闘中に敵から鍵を作ったり、鍵の効果を使ってバフを掛けたりといった使い方が出来瑠葉になっています。

今回のライザのアトリエ3は☆3にした理由は、この通常バトル、いわゆる雑魚戦が原因なんですけどねぇ。

ライザのアトリエ3をクリアした感想

ライザのアトリエ3をクリアするまでプレイした感想としては、まずストーリーは完璧だと思います。

ライザのアトリエ1.2とプレイしてきた、それまでの要素をきっちり回収しながら、ライザのアトリエシリーズをプレイしてきたプレイヤーが、このシリーズを全部プレイしてきてよかったと思える演出が数多くあり、完璧と言えるストーリーだと思いました。

それなのに今回ライザのアトリエ3は☆3評価になってしまいました。

その理由は、ゲームバランスが明らかにおかしいからです!

ライザのアトリエ3のフィールドにいる敵はどうやらプレイヤーのレベル依存で強くなっているようです。

しかもライザのアトリエ3は、レベリングが簡単で、ふつうに戦闘しているだけでどんどんレベルアップしていきます。

そうなると雑魚戦がめちゃくちゃ大変になります。

そこで、ライザのアトリエシリーズをクリアしてきたプレイヤーなら、錬金術の経験を活かして、今作れる装備を最大限まで強化しようとすると思います。

※ネットではステータス依存という話もありますが、装備を強化したら戦えるようになるのでレベル依存じゃないのかなぁと、個人的に感じました。

そうしてストーリーを進めると、ストーリー上のボス戦が雑魚戦よりもあっけなく終わります。

ストーリー上の演出的にもめちゃくちゃ苦戦した感じになっていますが、実際にはありれるほど簡単なので、そういったシーンでの没入感が皆無です。

じゃあ、装備固めないほうがいいと思うかもしれませんが、それだと雑魚戦に時間かかりすぎてやってられないと思います。

それくらいゲームバランスがおかしいと感じました。

また、ゲームとしてのプレイヤビリティーを考えた作りが見られないように思いました。

例えば霊獣に乗って探索するときの画面を比較すると、

左がライザのアトリエ3で、

右がライザのアトリエ2です。

探索するときは、キャラクターの前方が見たいので、視界を広く取りたいのですが、ライザのアトリエ3はより真ん中にキャラクターが配置されています。

これでは画面の上1/3程度しか探索範囲がありません。

それに下半分を視点カメラで捉える意味あるんでしょうか?

こういったプレイする中で頻度が高い行動時の調整が適当なように感じました。

「面白いゲームを作るぞ」っていうゲーム作ってる人のモノ作りの魂を感じられないところがこういった形で随所にありました。

ゲームなので、ゲームとしての楽しさが一番大事だと思ったので、☆3にしました。

キャラクターがいい、ストーリーがいいだったら、映像作品でいいですからね。

あと、これは個人的に残念だったところで、ライザのアトリエの背景3Dグラフィックのしょぼさです。

Switchで販売想定だからかもしれませんが、とても最新のゲームとは思えないグラフィックで、初めのオープニングでとてもがっかりしました。

前作までの海よりは、だいぶマシになりましたが、ブループロトコルはMMOであのグラフィックが出来ているのに、フルプライズのオフラインゲームとしてはさすがにしょぼすぎると感じました。

キャラクターのモデリングだけよくて、可愛ければいい。

アトリエシリーズとしてのゲーム性は素晴らしく、ストーリーも良かったのに、そういう考えが見え隠れしていたのがとても残念でした。

ゲームバランス調整と背景グラフィックが、もうちょっとちゃんとこだわって作られていたら、文句なしの神ゲーだと言えたと思います。

それではまた次回のレビューでお会いしましょう^^

 

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