はじめましての方ははじめまして。
当ブログ管理人のDAsanです。
絶対失敗しないパソコンの選び方の第8回は、PC電源の選び方について書いてみたいと思います。
重要と言われているPC電源をどうやって選べば良いのか、80PLUSってなんなのか、国産のコンデンサーなのか調べる必要があるのか、そういったPC電源について書いてみたいと思います。
PC電源の役割
PC電源はパソコンを構成する様々なパーツに電力を供給するその名の通り、電源です。
コンセントから100V から各パーツにあった電圧に変換するのが役割です。
使うPCパーツ構成に合わせた電力容量選び、PCケースに合ったサイズ、接続するパーツに必要な出力コネクターの確認が必要です。
PC電源の対応電力
PC電源のいちばん重要なスペックは電力です。
このPC電源がPCで使うパーツすべての電力の源なので、電力が足りないと、CPUやGPUが高いクロックで動くような動作をしたときに電力の不足で電源が落ちる。ということが起こりえます。
そのために使いたいパーツに合わせたPC電源選びが重要です。
そのためにPCの電源容量を使うパーツを選ぶと計算してくれるサイトがいくつかあります。
なかでも日本語で見やすいので今回はドスパラさんのページを紹介します。
こんな感じで、使うパーツを選ぶと合計の電源容量が計算されます。
この電力の倍の容量のPC電源を選んでください。
PC電源は家庭用コンセントの100Vから、各パーツに適した電圧に変換しているのですが、その変換効率が一番良いのは50%で動作しているときだからです。
上のリンクのドスパラさんのページでも書かれています。
だいたい50%までは変換効率が上がっていって、50%から100%に近づくに連れて変換効率が下がっていきます。
変換効率ついては後の項目で詳しく書きます。
そういった事から、使うパーツの消費電力の合計の倍の容量のあるPC電源を選ぶのをおすすめしています。
わたくしDAsanは上のような結果なので、USB機器も色々使うことも考慮して、750Wを選んでいます。
今使っている電源は売られてないようなので、以前使っていた電源がこれです。
取り替えた理由は、ノイズが鳴っている原因と思って取り替えたのですが、原因はグラボだったので、この電源が悪いわけではありません。
PC電源のサイズの規格
・ATX電源
一般的に使われている電源で、その分各メーカーが様々なバリエーションで販売しているので、自分にあったものを探しやすく、値段も安定して安い。
・SFX電源
コンパクトPC向けの少し小さく設計された規格。
企業でよく使われているスリムタイプのPCで使われているが、自作パーツとしてはコンパクトPC向けの向けという限定的な規格なので、あまり種類がなく、その分値段も高め
このATX、SFX以外にもありますが、一般的によく使われているのはこの2種類で、特に初心者の方には、一番出回っているATXを使うのをおすすめします。
PC電源の出力コネクター
PC電源はコンセントから100V を受けて、各パーツに向けて電力を変換して出力するのですが、その出力するコネクターや、個数の確認が必要です。
このPC電源は出力コネクターがまとめてケーブルが出ているタイプ。
このタイプは昔からあり、安価ですが、足りない分は分岐ケーブルを買い足す必要があったり、使わない分のケーブルがケース内で余るので、余ったケーブルを収めるのが大変だったりします。
このタイプは、セミプラグインや、セミモジューラーと言われている、マザーボード用のメイン電源、CPU用の電源、グラボ用の電源という主要な電源コネクターはケーブルで出ていて、さらに足りない分はコネクターで追加することが出来るものです。
このタイプのは、フルプラグインや、フルモジューラーといわれている、すべてのケーブルをコネクターで接続できるPC電源です。
すべてのケーブルを自分のパソコンに合うように接続することで、不要なケーブルがなくなり、ケース内がすっきりします。
その分作業がしやすいですが、一番高価になっています。
初めてPCを自作するときに、電源ケーブルを取り回すのがが意外と邪魔で苦戦します。
そういった事を考えると、フルプラグインがおすすめですが、価格も高いので、セミプラグインあたりから選ぶのが良いと思います。
ハイスペックはグラボを搭載するのに800W以上のPC電源を選ぶなら、今はフルプラグイン担っていることがほとんどです。
PC電源の80PLUS認証とは?
PC電源の電力選びのところで、使うパーツに必要な電力の合計の倍の電源容量を選ぶのをおすすめしました。
その理由がPC電源は家庭用コンセントの100Vから、各パーツに適した電圧に変換しているのですが、その変換効率が一番良いのは50%で動作しているときだからと説明しました。
変換効率が下がるというのは、エネルギーに変わるよりも熱に変換される量が増えるということです。
出来るだけわかりやすく書いたつもりですが、
家庭用コンセントの100V からパーツに必要な電圧に落とすときに数学的には上のように変換効率100%の結果になるのですが、
実際には変換時に発熱して熱に変換されるエネルギーがあるので、入ってきた電力に対して変換後の出力する電力は熱に奪われた分のエネルギーを引いた結果が残りの電力になります。
これが変換効率というもので、極力発熱を抑えて変換効率を上げたほうが熱対策としても、省エネとしても大切なわけです。
そこで2004年頃に[80PLUS]という規格が発表されました。
変換効率80%以上の電源にランクを付けるものです。
この様に、変換効率の基準にに達している物にスタンダード、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、チタニウムとランク付けされています。
これをみても、電力使用率50%の変換効率がどのランクでも一番いいのがわかると思います。
そういった事で、使う電源は、必要な電力の倍の容量のPC電源を選んだほうが、発熱も抑えられて、省エネになるということです。
数字で見るとたかだか数%ですが、PCを使っている時間を考えると馬鹿に出来ない差になってくるのですが、ランクが高いほど高価ですので、ブロンズからゴールドくらいまでで買いやすいものを選べばいいと思います。
PC電源は国産のコンデンサーがいいのか?
PC電源の選び方で調べると、「PC電源選びは特に重要」とか「国産コンデンサーのものを選べ」とか書かれていますが、それほど神経質になる必要はありません。
もちろん、電源を供給する要のパーツなので大切ではありますが、PC電源って電気を使うPCパーツの中で一番と言っていいほど単純で昔からあるようなもので、身の回りのコンセントから電源を受けている家電製品全てで使われているようなものをパソコン用に設計しただけのものなので、PC電源を特別視するのはなんか変だと感じています。
そういった「言い伝え」みたいなのは昔の話です。
試しに「PC電源 壊れた」で検索してもPC修理業者しか出てこないんですよね。
あと、あまり詳しくない人が「PC起動しないから電源壊れた」と言っているケースもけっこうありそうです。
また、PC電源が実際に壊れたってケースは、80PLUSが普及する前にはたしかにたまに見かけました。
しかし、80PLUSが普及してからは「言い伝え」みたいに言っている人はたくさんいても、実際に壊れた例はほとんど見なくなったように思います。
物を作っている身として考えるのは、よくわからんけど安い部品で作って売って儲けるよりも、その後のクレームのほうが全力でめんどくさい[コスト]ので、始めから文句言われない一般的に望まれているスペックを満たす部品か、それ以上の部品を使って、多少の利益よりも後から文句の言いようが無いように作ると思います。
マザーボードの回でも言ったように、コンデンサーの熱耐性も良くなっているので、国産に拘る必要は無いと思いっています。
まぁ世の中的に国産を望まれているから、メーカーも国産を使わないと売れないですし、それを表記しないと問い合わせ対応しないといけないから、国産を使って明記しているんだと思います。
それなりに評価があるほど売れてて、普通に売られているPC電源なら過度に心配する必要は無いと思います。
わたくしDAsanとしても、20年近いこれまでの自作PC歴の中でPC電源が壊れたことは無いです。
ということで、今回は、PC電源の選び方についてまとめてみました。
それではまた次の記事でお会いしましょう^^
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