[☆3]テイルズオブヴェスペリア　没入するには微妙

Steamでやや好評のテイルズオブヴェスペリアをいまさらですがやってみたので、その感想を書いてみたいと思います。

テイルズオブヴェスペリアってどういうゲーム？

テイルズオブヴェスペリアは2008年にバンダイナムコゲームスから発売されたRPGです。

テイルズシリーズといわれる、1995年発売のテイルズオブファンタジアから始まった人気シリーズの作品です。

テイルズシリーズは、ストーリーがつながっているわけではありません。

ファンタジーの世界観というのは一貫していますが、

「テイルズオブ…」という名の通り、「…の物語」という作品それぞれのストーリーになっています。

しかし、テイルズらしさのある特徴は引き継がれています。

こういったことがテイルズシリーズの特徴です。

テイルズオブヴェスペリアのテーマソングはBONNIE PINKさんの鐘を鳴らしてです。

現在Steamで購入できるのは過去に配信されたDLCをすべて含むリマスター版です。

テイルズオブヴェスペリアを遊んでみる

わたくしDAsanはテイルズオブデスティニー以来のテイルズシリーズです。

テイルズオブデスティニーは当時大好きな作品でした。

映像もきれいになり、アニメーションがこれから始まる冒険への期待感を持たせてくれます。

メニュー画面はこんな感じです。

料理が出来るのもテイルズシリーズの特徴ですね。料理のレシピを集めて、その料理によって回復やステータスアップが出来ます。

戦闘はこういった画面でのコマンドアクションです。

メインキャラクターを操作して、他のキャラクターは設定した作戦に合わせて自動で行動してくれます。

これがフィールドです。

モンスターはシンボルエンカウントになっているので、避けることも出来ます。

左下の表示が出たら、スキットというキャラクター同士の会話が見られます。

見なくても進められますが、ストーリーに関わるキャラクターの考えだったりが聞けるのでストーリーを楽しみたいなら聞いたほうが良いと思います。

テイルズオブヴェスペリアを100時間以上プレイした感想

クリアしたときの感想としては「ようやく終わったー」という感じでした。

個人的には作品の中に没入する感覚を楽しみたいタイプなのですが、なかなかそうさせてくれない作品で、それがストレスに感じるところが多数ありました。

主にスキットの仕様によるものです。

スキットの仕様が、セリフをキャラクターが喋るのですが、セリフを読んでテキストを進めることができず、キャラクターが話し終わるのを待つ必要があります。

その間は操作ができない感じですね。

イベントシーンで緊迫した場面になり「急がないと！」ってなっているはずなのに、新しいスキットが入り聞いてみると全然緊迫感が無くて、せっかく没入してたのに突き放された感じがします。

これがとても多く感じました。

移動操作など出来ながら話してくれるなら全然聞けるのですが、切迫しているシーンでゆっくり聞かされるのはなかなかストレスでした。

ファンタジーのストーリーって没入してこそ、ファンタジー設定の曖昧さをごまかせると思うのですが、そうさせてくれなずに俯瞰で見せられているので、上滑りに聞こえるセリフが気になったり、音楽の切り替わりのタイミングがおかしいのが気になったり、SEのバランスがおかしかったりというのが気になったりしやすかったりと、良くない部分が目立って見えてしまいました。

また、Steamの実績のクリア難易度が異常に高い点もあります。

ある程度難易度が高い方がやりごたえがあっていいとは思いますが、テイルズシリーズにある異常に多いサブイベントをある程度消化しながら100時間プレイしてSteamの実績クリアしている進捗は30％程度です。

100時間丁寧にイベントを拾っていって30％です。

どれだけスキットで待たされている時間があるか、どれだけ隠し要素があるかというところです。

隠し要素はあったほうが楽しいですが、これだけやって実績30％というのは、もういいやと感じる人のほうが多いんじゃないでしょうか？

そういう意味でも「クリアしたー！」というよりも「これでクリアか」という、なんともすっきりしないエンディングという感じでした。

テイルズオブヴェスペリアの総評

テイルズオブヴェスペリアはとてつもないボリュームがありますが、没入して楽しむのには向いていないと思いました。

子供向けの絵本を眺めるくらいの気持ちで見るくらいのほうが、ハードルが低くていいと思います。

テイルズシリーズは他にもあるので、こういった点が変わって改善されているならやってみたいと思います。